海外FXは高いレバレッジの利用ができるなど様々なメリットがあります。
しかし海外FXは決して万能ではありません。いくつかのデメリットもあります。
海外FXの主なデメリットは5つ
海外FXには主に5つのデメリットがあります。
- スプレッドが若干広い
- 信託保全が採用されていない
- 法人口座は開設不可
- レバレッジが高いので自己管理が必須
- 取引がないと休眠口座扱いになる
海外FXの主なデメリットについてわかりやすく説明します。
スプレッドが若干広い
海外FXのスプレッドは、国内FXよりも広いです。
スキャルピングやデイトレードなど取引回数がかさむトレードを主に行う方は、特に注意が必要でしょう。
主要海外FX業者のスプレッドについてまとめました。
海外FX業者 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | ユーロドル |
XM | 1.6 | 2.6 | 3.5 | 1.6 |
iFOREX | 0.9 | 1.2 | 1.5 | 0.9 |
LAND-FX | 0.9 | 1.4 | 1.1 | 0.7 |
GEMFOREX | 1.4 | 1.5 | 2.2 | 1.4 |
AXIORY | 1.5 | 1.7 | 1.9 | 1.3 |
HotForex | 1.7 | 1.7 | 1.8 | 1.2 |
FBS | 2 | 3 | 0.9 | 1.1 |
Tradeview | 1.8 | 1.9 | 2 | 1.7 |
TitanFX | 1.33 | 1.74 | 1.57 | 1.2 |
表を見ると、全体的に海外FXのスプレッドは広いと言わざるを得ません。
特にスキャルピングやデイトレードなど取引回数がかさむトレードを主に行う方は、注意しましょう。
また、ポンド円のスプレッドは広いので、ポンド円の取引を主に行う場合は、より注意が必要です。
信託保全が採用されていない
多くの海外FX業者では、分別管理は実施されていますが、信託保全が採用されていません。
分別管理でも充分安心感はありますが、信託保全が採用されていないので、一部のトレーダーは気になるかもしれませんね。
法人口座は開設不可
多くの海外FX業者では、法人口座が開設できません。FXの法人口座は、経費の幅が広くなったり、他の事業との損益通算ができるなど様々なメリットがあります。
法人口座が開設できないのは、海外FX業者のデメリットになります。
レバレッジが高いので自己管理が必須
海外FX業者では、ゼロカットシステムが採用されていますが、強制ロスカットのリスクはあります。
レバレッジが高ければ高いほど、資金効率が良い取引ができますが、その分、資金管理をしっかり行わないと、あっという間に強制ロスカットになってしまいます。
取引がないと休眠口座扱いになる
一部の海外FX業者では、取引がないと休眠口座扱いになってしまいます。
例えばXMでは、基本的に口座維持費は無料ですが、以下3つの条件がそろうと毎月5ドルの維持費が発生します。
- 口座残高がある
- 90日間取引を行っていない
- 90日間入出金を行っていない
まとめ
今回は海外FXのデメリットについて説明をしました。
海外FXは国内FXに比べ高いレバレッジの利用ができ、強制決済システムもゼロカットが採用されているので、安心してトレードができます。
ただし、デメリットもあるのは事実です。メリットに比べデメリットが小さいですが、それでもデメリットについてはしっかり理解してトレードしてください。
ぜひ今回の記事が海外FXを利用する際の参考になれば幸いです。