業者によっては一時的なメンテナンス等で取引できない時間が設けられていることもありますが、相場自体は動いているので複数の業者を使う等の対策をすれば、いつでも取引が可能となっています。
そんなFXには、相場が大きく変動するタイミングがあることをご存じでしょうか？
ここでは、いつどのようなタイミングに大きな相場変動が起こるのか紹介していきます。
相場が大きく変動するタイミングはいつ？
市場がオープンするタイミング
世界には多くの市場が存在し、これらの市場が別々のタイミングでオープンします。
これらの市場のオープンタイミングは他の時間帯に比べ、相場の変動が大きくなるので注意が必要になります。
日本時間の5時ごろにオープンするのがニュージーランドの「ウェリントン市場」。そして7時ごろにオープンするのがオーストラリアの「シドニー市場」になります。
その次が日本の「東京市場」で、9時ごろにオープンし、夕方の16時ごろになるとイギリスの「ロンドン市場」がオープンします。
最後に、21時ごろにオープンするのがアメリカの「ニューヨーク市場」です。
基本的にこれらの市場がオープンする時間帯は多くのトレーダーが取引に参加するので、相場が大きく変動します。
どの市場も1時間から2時間ほどで落ち着きを見せるので、自分の技量等と相談し取引を行うか取引を避けるか選びましょう。
市場のオープン状況が重なるタイミング
1つの市場のオープン時間はおよそ数時間ほどですが、この時間の中には主要な市場同士が重なるタイミングがあります。
そのタイミング時は他のタイミングに比べ、大きく相場が動きやすい時間帯です。
月曜日や金曜日
FX取引ができるのは平日の月曜日から金曜日までなので、土曜日と日曜日はできません。
そのため、平日の最初と最後の月曜日と金曜日は多くのトレーダーが取引を行う傾向にあります。
多くのトレーダーが取引を行うという事はそれだけ相場に大きな影響を与えるという事なので、増減も大きくなります。
経済指標発表時
日本をはじめアメリカなど様々な国で発表される経済指標ですが、これは相場に大きな影響があります。
特にアメリカの発表は必ず押さえておくと良いです。アメリカが発表する経済指標は世界に大きな影響を与えます。
これはFX意外もそうですが、FXだとそれ以上に大きな影響です。
社会情勢が大きく変化
大統領や総理大臣等の要人による発言や大手企業のCEOなどによる発言、国の政策発表や国同士の争い、紛争等、あらゆる事象が相場に大きな影響を与えます。
ある程度、このようなものが相場に影響するというものが分かってはいるものの、どれがいつ発生するかまではわかりません。
要人の発言などは予告されている事が多いのである程度分かりますが、具体的にどのような発言をするかは分からないので、注意が必要です。
ただ、このタイミングを上手く活かすことができれば、大きな利益を狙う事も可能なので自分の技量次第では狙ってみるのも良いでしょう。
まとめ
ここではFX取引で重要となる相場がどのようなタイミングで大きく変動するのかを紹介しました。
基本的には市場のオープン時と他の市場とオープンが重なるタイミング、週の初めと終わりにあたる月曜日、金曜日は多くのトレーダーが集中して取引を行うので変動が大きくなりやすい傾向にあります。